08098 CZD10732 nabe 「おりえんとびいなす」秋の東北クルーズ1
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08098 CZD10732 nabe 「おりえんとびいなす」秋の東北クルーズ1
( 8) 99/10/26 14:03こんにちは、みなさま。
遅くなってしまいましたが、おりえんとびいなす「紅葉の東北・仙台・三陸
クルーズ」のご報告を致します。
4日間をのんびり、ぼ〜っと過ごしてしまい、記憶に曖昧なところも多々あ
るのですが、どうぞご容赦ください。日程は以下の通りです。
10月 8日(金) 15:00 横須賀港出港
17:00 横浜港(大桟橋)入港
19:00 横浜港(大桟橋)出港
10月 9日(土) 13:00 仙台港入港
22:00 仙台港出港
10月10日(日) 08:00 大船渡港入港
16:30 大船渡港出港
10月11日(月) 16:00 横浜港(大桟橋)入港今回の参加者は、横須賀、横浜、仙台からの乗船を合わせて200名ほどだ
ったようです。船内は寂しくないくらいの空き具合、という感じでした。
私は横須賀で乗船。横浜から乗るよりも少し長く船にいられるし、荷物も片
付くし、ついでに午後のお茶もあるかも・・という単純な理由です。
(お茶はちゃんとありました。)食事は一回制で指定無し、ドレスコードは3日ともカジュアル。カジュアル
と一口にいっても、どの程度なのか気になっていたのですが、乗客の服装は
ジーンズからロングドレスまで、とかなりまちまちでした。自分の好きなス
タイルでOKと解釈しました。10月8日(金)
横須賀市による歓迎のセレモニーが行われ、乗船。乗船口にクルーの皆さん
が揃って笑顔で迎えてくれます。
15:00 出港。紙テープがとび、ドラが鳴って、船が静かに岸壁を離れました。
あいにくの曇り空ですが、東京湾を行き交うたくさんの船を眺めながら、お
りえんとびいなすでのクルーズの始まりです。19:00 横浜港出港。横浜から乗船のお客さんも加わり、船内も賑やかになっ
て、セイルアウェイセレモニー。予定ではデッキで行われる事になっていま
したが、天候が良くないために船内に変更。飲み物を片手に歌って、踊って、
とにかく元気に行きましょう。夕食の前に部屋に戻ると、FAX在中と書かれた封筒が届いていました。
中にはふじ丸に乗船している渋谷さんからのメッセージが。
船の上で思いもかけないメッセージを頂いて感激!
なんとお返事をしようかと考えて、Seiさんにもお仲間になって頂こうと思
いつき、お願いしてみました。こころよく引き受けて下さって、寄せ書きの
メッセージをふじ丸の渋谷さんへ。船同士でもちゃんと着くのですね。
渋谷さん、Seiさん、ありがとうございました。この日の夕食は和食。献立は、
お刺身盛り合わせ・蛸酢胡瓜の小鉢・ふろふき大根・鰤の照り焼き・
松茸の蒸し椀・吹き寄せ揚げ・マリモ昆布と柚子の吸い物・
御飯・香の物・水果
御飯はおひつから自分でよそうようになっていました。うぅむ、合理的。
船が揺れていないので、食も進みます。もちろん、夜食もいただきます。
たぬきそば・クラブハウスサンド・山菜おにぎり・フルーツ・
夜食は毎回、ご飯もの、麺類、パン(ピザ)、フルーツ、が並んでいました。
(2日めはケーキ、3日めは和菓子もあり)
麺類や雑炊のうつわは小ぶりで、他のものと合わせても食べきれる量でよか
ったです。デッキに出ると、暗い海に点々と美しい漁り火が見えています。
明日は天気になるでしょうか。
1999/10/26 nabe
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( 8) 99/10/26 14:0310月9日(土)
08:00 おりえんとびいなすは福島沖を真北へ航行中。
移動性高気圧におおわれて天気は快晴。風は強いものの船は揺れず、まさにう
ってつけの船旅日和。このまま、穏やかな天気が続きますように。仙台に着くのは午後の予定なので、午前中、ゲームや教室が開かれています。
私も輪投げに参加してみることに。子供達から年配の方まで、みんな成績に一
喜一憂。我ながら他愛もないとは思うのですけれど...。おりびいは「仙台新港 中野埠頭1号岸壁」に停泊。客船とは無縁らしく、見
事になにもありません。あまりの殺風景さにかえってちょっと感動。
船から離れたらあっという間に迷子になってしまいそうです。おりびいで早めお昼を済ませたあと、出港まで時間があるのでタクシーで最寄
りのJR仙石線多賀城駅へ。船で松島めぐりをしようと、塩釜から松島行きの
観光遊覧船に乗りました。天気は上々、美しい風景をバックに写真の一枚も撮
りたくなります。
帰りに多賀城駅でタクシーに乗るとき「中野埠頭1号岸壁まで・・」と言いか
けると「おりえんとびいなすですか?」と言われ、「はい」。無事、船に戻る
ことができました。(地元のタクシーでないと、辿り着けないような場所だっ
たのです。夕食におくれないように帰らないと・・)仙台から乗船のお客さんを迎えて、今夜のメニューは、
蟹と林檎のカクテル ソースマティニオン
オマールのビスク
帆立と鯛のロースト プロヴァンサル・プティレギューム添え
アップルワインのグラニテ
牛フィレ肉のステーキ ソースフォレスティエール ポンム ブショロン添え
メランジェサラダ
ミルフィーユ アングレーズソースがけ
ホームメイドパン
コーヒー又は紅茶全部美味しくいただきました。パンのおかわりをしたうえに、さらに夜食にも
行くつもり。22:00 仙台港出港
夜更けの岸壁を離れます。汽笛を三回。見送りの人もなく(人影が何人か)、
ドラもなし(もう、休んでいる方がびっくりしてしまいますから)。
風が冷たくなってきましたが、船内にはいってしまうのはまだ惜しく思えます。
暗い夜空に目をこらしていると、星が空いっぱいに広がってくるようです。
!流れ星、 願い事は・・・忘れました。残念・・・夜明けには大船渡、明日も良い天気でしょう。た・ぶ・ん・・・
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( 8) 99/11/02 20:3110月10日(日) 快晴
こんにちは、みなさま。
東北クルーズの3日め、おりえんとびいなすは大船渡に入港です。06:30頃、デッキに出てみると、港のなかをゆっくりと航行していました。
これより1時間位あとに、ふじ丸が大船渡沖を南下していったようです。残
念ながら、すれ違うことは出来ませんでした。「大船渡港 野々田埠頭」に着岸。
大船渡は静かできれいな漁港(一部商業港)でした。船からは街並や山々が
ひろく見渡せて、海からアクセスする旅の心地よさを感じられます。おりびいは大船渡に初めての寄港ということで、大歓迎をうけました。
岸壁では歓迎のセレモニーが行われ、また、大船渡市の観光案内所が特設さ
れて周辺の観光の相談にも乗ってもらえます。
今日はオプショナルツアーに出かける人も多いので、朝食も30分早くなっ
ています。もっとも、私はのんびり朝ご飯をいただいて、OPツアーのバス
を見送ったあと、タクシーで観光に出かけました。港から碁石海岸へ向かい、遊歩道から下を覗きこむと目も眩むような切り立
った海岸線が続いています。
是非、海側からも見てみなくては、とさっそく観光遊覧船に乗る事にします。
前日の松島の遊覧船とはちがって、船は小型のボート(定員7名とある)。
年季の入った船頭さんが船を巧みに操って、岩の間をすり抜けたり、上から
見た時には、とても近づけそうになかった海岸ギリギリまでボートを寄せて
あれこれ説明してくれたり。
空も海も青く、波は穏やかで潮風が心地よく、海からの眺めは絶景です。お昼を街中で済ませて(もちろん、三陸の海の幸)岸壁に戻ってみると、大
船渡市の特設テントでは、海産物の試食と販売、それにお土産品コーナーが
設けられて、我々を招いているではありませんか。
焼きたてのホタテやイカ、サンマをご馳走になりました。どれも新鮮でとっ
ても美味。
これ以上はもう食べられない、と言いつつ、船では午後のお茶に和菓子を見
つけて、つい手が出てしまいます。日が傾く頃、おりびいは大船渡を出港。岸壁には、大勢の人々がつめかけて、
船のデッキにもお客さんが鈴なりで、とても賑やかな雰囲気です。紙テープ
を投げるほうも受けるほうも大勢だと、それだけで元気が出てくるようです。
「こんなに盛大なお見送りは初めて。」「感激。」などの声が聞こえます。
船が静かに動き出し、テープが切れて、岸壁が遠くなってしまうまで、お互
いに手を振りあって名残を惜しみました。大船渡の夕暮れは、とびきりの美
しさでした。出港後、18:00より船長主催のフェアウェルパーティー。和やかなムードです。
18:30より夕食。献立は、
鮪やまかけ・穴子と胡瓜の酢の物・落ちハモと秋茄子の吉野葛仕立て・
伊勢海老の和風焼き・茶碗蒸し・甘鯛の若狭揚げ・湯葉と絹さやの吸い物・
御飯・香の物・抹茶マロン 豆もち
こちらも魚をメインの手の込んだ和食が並びます。
さすがに、もうこれ以上は・・と言いながら、夜食の蟹雑炊まで頂いたのは
この私です。(だって、もう今夜が最後だし...)
海の幸に囲まれて、しあわせな一日でした。明日はもう最終日。航海中、Seiさんと顔を合わせるたびに、ホッとしながら
「揺れてませんねえ。」
と、合い言葉のように言ってきましたが、それも明日まで。08149 CZD10732 nabe 「おりえんとびいなす」秋の東北クルーズ4
( 8) 99/11/02 20:3110月11日(月)
クルーズ最終日、本日も晴天。
夕方の横浜港入港までのんびり過ごそうかと思っていたら、イベントがメジ
ロ押し。ゲームや教室の他に、ブリッジ見学、キャプテンズトーク、ビンゴ
ゲーム、と外せないものばかり。
お昼はデッキランチの予定だし、最終日が一番忙しい日になってしまいます。ブリッジは09:00〜11:00まで開放されていて、7階のプールサイドから案内
の矢印に沿って進んでいくのですが、けっこう複雑な経路を行かなくてはな
りません。ぱしびいの時は、こんなに遠くなかったような気がしたのですが。
(私の方向音痴のせいかも...。)天候に恵まれて、おりえんとびいなすは予定よりも早め、早めに航行して来
たので、スケジュールには無かった大島を一周できることになりました。
ゆっくりと大島をめぐりながらのデッキランチ。
青空の下、潮風に吹かれながらのお昼は、気持ちのいいものです。
おまけに楽しいゲーム付き。お客さんから出場者を募ってのジェスチャーゲーム、4チームに分れて一人
づつクルーがチームリーダーに。無論、我らがSeiさんもゼネラルマネージャ
ーチームの一番手としてご登場です。
で、このゲーム、勝利の女神が微笑まれたのは、子供たちに一番人気のシェ
フチーム。お題は「フォークダンス」でした。元気な子供たちと美味しい料
理には誰も勝てないということでしょうか。
えー、蛇足ながら、GMチームのお題は「フラメンコ」。成績のほうは、
「言わぬが花」とだけ....。14:00からはビンゴゲーム。司会役のお二人がとても陽気で、参加者のノリも
良く、賑やかに盛り上がります。
3種類のゲームの最後はアンラッキービンゴ。
参加者全員のなかから負け(?)残った不幸な五名の方が前へ。ここから幸
運な順に席にもどって行かなくてはなりません(不幸の記念のお土産あり)。
今日、おりびいで一番アンラッキーだった最後の一人にクルーズクーポン券
が贈られました。なんと私の部屋のお隣さん。ラッキーですねぇ。ビンゴが終わると、クルーの皆さんが壇上に並んで、それぞれの部門ごとに
紹介され、盛んな拍手が送られます。皆さんのおかげで楽しい航海でした。
最後にお客さんの退場。
メインラウンジを出たところで、アフタヌーンティー。もう、そんな時間に
なっていたのですね。横浜港はもうすぐです。ベイブリッジをくぐり、横浜港大桟橋に着岸。予定の16:00よりも、少し早
いくらいでした。
手荷物を持って、部屋のキーを返して、みなさんにお別れのご挨拶をして、
おりえんとびいなすを下船。
4日間、穏やかなクルーズを楽しむことができました。
たくさんお世話になりました。ありがとうございました。