09164 VZE03262 担屋 函鰐 「ありあけ」で行ってきます。
09172 VZE03262 担屋 函鰐 「ありあけ」で行ってきます。2
09200 VZE03262 担屋 函鰐 「ありあけ」で行ってきます。3
09164 VZE03262 担屋 函鰐 「ありあけ」で行ってきます。
( 8) 00/05/11 20:07みなさんこん**は、担屋函鰐です。
おひさし鰤でございます。
只今東京湾沖合を航行しております。
それはなぜかというのは野暮でありまして、久々の長距離フェリーの旅をと
船に乗りこんだわけであります。
今回選んだ船は日本最長航路の東京(有明)―志布志―名瀬―那覇航路の
言わずと知れたあの「ありあけ」でありますぅ〜!(^^;
土日に要が有ったのが流れ、たまたま先日写真を撮りに行った時に貰ってきた
大島運輸の時刻表の運航日と重なっていたのでさんざん(本当か?)悩んだ結果、
帰りの飛行機代が安い席が取れるならの条件付でいざ有明!(さっむぅ〜!夜勤が終わり、飛行機のチケットをGETするとジェットフォイル並に急ぎ、
浦和の寮へ!
身支度を急いで整え、JR浜松町駅へ向かいました。
なせかというと新木場からのフェリー乗り場行きは一時間に1〜2本と言う
便数の少なさと船便との連絡の悪さもあって」浜松町からの東京ビックサイト
行のバスが本数が有るのを前回撮影に来た時にリサーチ済みなのでこちらを
利用しました。新木場からバスよりも浜松町か東京駅からも東京ビックサイト
行都バスの方がいいと思います。
他のフェリー航路もフリー埠頭入り口でバスを降りればいいのでので御参考に。
で、フェリー埠頭入り口でバスを降りた私はキックボードで沖縄行き乗り場へ、
出港15分前にギリギリ乗ることが出来ました。さてとお待たせのインプレに入ろうと思います。
まずは乗船様階段から。
普段はこういうとこは書かないんですが、船の上の方にあるハウスから出てい
る階段を上るのは大島運輸独特の船のスタイルのような気がしています。
(あ・・・奄美海運の船もそうだっけ・・・・。(汗))
現にこの階段を登っていて「ああ、ありあけに乗るんだなぁ〜」とつくづく
思ってしまいました。
まず乗って案内されたのが2等G−1ルーム。
平屋のハウスに客室は配置され前部が特等から2等寝台までの上等船室、
船央後部の両舷3室づつが2等客室でマットと毛布と枕が配置されて
いました。
長距離航路の2等桟敷席の場合、毛布だけの部屋やシーツ付などいろいろあ
りますが、シーツが無いにしてもマットレスがフカフカなので心地よい気分で
なかなかグッドです。
枕もビニール枕ですが、枕カバーを貸し出しており、気になる方にも安心して
使えますね、毛布カバーが無いのがちょっと残念ですが、私的には評価は良い方です。出港してフェリーターミナルの「さんふわわあ とさ」を眺めながら東京湾へ、
今日はドック入り中なのでしょうか、オーシャン東九の船がいません、今日はどの船
が居るのか楽しみにしていたのですが、ちょっと残念でした。
出港して早々夕食の食券をフロントで発売すると放送があり、フロントへ。
前回の「飛龍」の経験があったので沖縄料理のセットを期待したのですが、揚げ物か
カレー等の定食でちょっとがっかり・・・。
まぁ・・・仕方がありません、こういう船ですから。
旅客よりも貨物の方が主のなんでこうなんでしょう。
ハウスの構造も、サービスも。
しばらくすると川崎沖を通過、船内放送で「東京湾横断道路を通過中です。」と
のアナウンスがあったので見たところ、私らが居る船室の窓からは換気口が見え
てます、が・・・その向こうにいるのは・・・・・!
小笠原航路の「おがさわらまる」のようです。
フロントの鳥居型のクレーンも見えず、スマートな船体に横ラインストライプ
ファンネルはたぶん・・・・いや、きっと「おがさわら丸」でしょう。
一人興奮しているとやがて食事の時間がやってきました。
私は魚フライ定食を予約したのでオリオンビールとともにおいしく頂きました。
魚フライの献立は魚フライとご飯に味噌汁、そしてもずく酢です。
それにしてももずく酢は美味かったです。
オリオンビールとともに食べるとなかなかナイス!
もずくの潮の香りが口中に広がりなんとも言えない美味でした。
部屋に戻ったあと、このテキストを書きながら沖縄に旅行に行く人と盛り上がり
ながらテキストを書き上げました。
彼らは沖縄でアルバイトしながら旅するそうで、今のところは慶良間と石垣だと
か・・・、話が盛り上がって前回見つけたお薦めの食堂を教えちゃったりもして。いつの間にやら船は観音崎を越え、太平洋に出たようです。
それでは今日はこの辺で失礼します。
では〜!担屋 函鰐
09172 VZE03262 担屋 函鰐 「ありあけ」で行ってきます。2
( 8) 00/05/12 19:50こん**は担屋 函鰐です。
只今志布志に到着、荷役中です。ありあけでの船上生活も二日目に突入です。
昨日は21時30分に消灯となったのでラウンジで夜中まで
ぶらついた後、うねりが出てきたようなので2時頃寝ることに・・・・。
今日は7時半前に目が覚めて、ボケ〜っとしてました。
やはりマットのおかげでぐっすりと眠れたようでなんとなくいい感じ。7時半に食事予約放送があったので案内所で食券を購入、和定食をオ
ーダーするつもりでしたが菜の物が無かったのでサラダ・コーヒー付の
サンドイッチを予約、レストランが開いたので食事に向かいました。
出てきたトレーにはサンドイッチとサラダとコーヒーのセットで
量的にはそれなりの量でしたが、サンドイッチの美味い事!
ハムタマゴサンドですが、この卵サラダがスッパ甘くて塩気が効いて
いていくつでも口に入ってナイステイスト!
あっという間に無くなってしまいました。
う〜ん、もう少し食べたかった。(^^;
部屋に戻ってごろごろしていましたが、船内の音楽がSPEEDだった
のがZARDに、う〜ん・・・SPEEDかかってたときは沖縄行の船
だけにかけてんのかなぁ〜と思ったけど、読み過ぎでしたね。
フェリーだけにやる事が無いので周りの人らと話しているとはたまた昼食の予約
放送があり、また予約に。
今度は中華丼をオーダー、出てきたのは丼ひとつ・・・う〜ん漬物は無いのね。
塩ラーメンスープベースっぽい味の中華丼で塩気がちょっと強かったかも。
でも美味かったよ、言い訳じゃないっす。
ちょうどこの頃足摺岬沖を通過!
足摺の絶景を食堂から眺めながらの食事は最高!
ありあけの沖縄行だとこの時間に見えるのなら2日目の昼食は食堂で取るのがい
いですね。
それにしても・・・・飛龍のときも偶然だけど、昼飯で足摺沖通過だったなぁ〜、
私と足摺岬とは縁がありますね。(爆)
食事が終わると風呂へ、さっき話した人らと3人で。
この船の風呂は常時保温の湯船でなく、タイル張りの浴槽にお湯をはるタイプ、
結局誰みんなシャワーで済ます様でもったいないかも・・・。
3人で入ったので湯船に湯を張っちゃいました。
3人でなかったら張らなかったかも。(汗笑)
4人用で他のフェリーよりはやっぱりちょっと見劣りするかも・・・・・。
本土のフェリーは展望風呂と言うのがお決まりのようになってしまったのが
そう感じるのでしょうか?
とりあえず船室に戻るとドアに「湯船はっときました、12時50分」と
紙貼っときました、そしたら何人か行った。(笑)
部屋で周りの人と話ながら過ごしてると近くのオジさんは奄美へ建築の仕事に
行くそうな、昨日の夜にパソコンの話をした人は奄美へ里帰り、なんと去年の
ピースボートに乗船したらしい、う〜んいいなぁ〜!(^^;
ちょっとデッキに出てみると海の色が少し緑がかった青になっている、東京辺り
の海の色とは全く違う、南へ下ってきた実感が沸く、沖縄に近づくにつれてこの
青がどんどんエメラルドグリーンに近い青になるのを思うとますますわくわくし
てしまいます。
デッキに出ると船員の方々が錆落とし作業中で邪魔にならないように一番後ろに
後ろから前を見ると今日は波が高いのか、ブリッジの上がりが高い様に思えたり
して・・・・、う〜ん船首と船尾の標高差はいくらかな?
あまり前を見ていると酔いそうなので他を見ていると舵を左に切ったようで、右舷が
下がった、船尾のデッキにいたのでかなり下がったので転覆しないのはわかるけど、
ちょっとスリリングでしたよ、う〜んマジで・・・・・。(^^;
夕食はハンバーグ定食をチョイス。
これ結構アタリでした。
テリヤキあんかけハンバーグでなかなかいけます。
今回は少し早めにレストラン前に並び、数少ない窓際席を確保し、前出の近くの人、
奄美へ建築の仕事へ行くオジさんとテーブルを囲み、楽しい
夕食と致しました。
そこで夕食前にちょっと横の人と話題にしていた奄美黒砂糖焼酎の浜千鳥を皆で飲
む事に・・・。
くせが無く、水のようにスイスイ飲める酒で大ウケ!
あっという間に無くなっちゃいました。
いや〜、マジで焼酎初心者にはお勧めですこれ。
食事後客室に戻り、ノリを維持しつつヒマなのでトランプ大会!
「ありあけ杯トランプ大会(オイオイ」を開催(個人でです。)
志布志での買い出しを懸けてのババ抜き&七並べ
大貧民などのメジャーなのは各々のローカルルールがあるので
シンプルなこのゲ−ムで行いました。
イヤァ〜、盛り上がる盛り上がる。
負けた人は志布志で買い出しがかかりましたから。(^^;
結局私が負けちゃった・・・・。(爆)
志布志到着まで1時間半近く続き、志布志到着のアナウンスを聞き、さんふらわあ
(さつまかきりしま)に迎えられ、志布志港到着、さんふらわあとはかなり離れた
埠頭に到着・・・いざ買い出しとデッキへ出ました.
結局・・・港周辺に何も無く、待合所に売店も無いとのことなので志布志買い出し
隊は結局断念・・・・。
せっかく美味い肴で一杯みんなでやるつもりだったんですが、う〜ん無念。(T_T)さてと今日はこの辺で失礼致します。
では〜。09200 VZE03262 担屋 函鰐 「ありあけ」で行ってきます。3
( 8) 00/05/17 03:20皆さん、担屋 函鰐ですこん○○は。
まだこの前の発言に対するレスのレス出来ていないのですが、
3のほうを取り急ぎUPします、御無礼御容赦願います。
実は那覇で怪我をしてしまい、書きこむのが遅くなりました。
あ・・・・けっしてハブに噛まれたわけではありません。(汗)これで最後のありあけ話です。
志布志到着前に大島運輸のトランプを買っていたのと
つまみや飲み物が減っていたので有志面々で志布志で
買い出しを賭けた「ありあけ杯トランプ大会」を開催!
見事負けました。(爆)
トランプと言っても夕食の時から酒を飲んでいたので頭
が回らないのとポーカーはルールが少しづつ人によって
違うそうなので七並べとババ抜き・・・神経衰弱で開催!
これがまた盛り上がる盛り上がる!
しか〜し、到着後に埠頭に何も無い!
「待合所の売店も閉まっているので無理」とのことで会えなく玉砕。
志布志出港後、久米仙を部屋の人が買ってきてみんなで飲
んでいるうちにメンバーが徐々に増えていつの間にやら大宴会!
ロビーで週刊誌を読んでいたお姉ちゃんまで巻き込んで飲
みまくり・・・一気に船室が和んでなんかいい感じ。
いつしか寝てしまい、名瀬到着放送の前まで記憶が無くなりました。
デッキに出るとマリックスラインの「クイーンコーラル」が停泊中で
その奥に僚船ともに尻を向かい合わせながら接岸。
クイーンコーラル急いで荷役中でした、時刻を調べると昨日の21時の船。
どおりで見れるわけだ。
クイーンコーラルはありあけが接岸するとすぐに荷役を終え、脱兎の如く
鹿児島へ出港して行きました、クイーンコーラルの姿をカメラに収めようと
したのですが、あっという間に小さくなってしまいました。
遅れているとはいえ、とても機敏です、ツラを港外へ向けていたのも影響
したかもしれませんが今まで見た船の中でも秀逸な取回しで思わず敬服。
日頃、リーフの中に出来た取回しの難しい島を巡回してるから出来る技な
んでしょうね、やっぱり。
そういえば・・・・この船も東京湾をかなりのスピードで抜けた気もします、
なにせ観音崎が来るのがあっという間でしたから。
やっぱ逆巻く波を乗り越える南西諸島航路の船員は腕があるんしょうね。(笑)
名瀬を出港後までデッキに居り、港外で入港待ちの奄美海運の「フェリーあ
まみ」をそのままデッキで見送り、しばらくすると朝食となり食堂へ、今回
は和定食をチョイス。
ご飯に焼き魚と大根おろし、海苔と卵とカツヲの佃煮におしんこと梅干で
飲み過ぎで二日酔い気味の私の為に献立したようなメニューでした。
昨日は内容をみて避けたのですが、ためしに食べて正解!
焼き魚もあっさりとしていてGOOD!
魚の見た目と一口目は「う〜ん船の食堂故に・・・」と感じたんですが、
二口目以降は私の舌と合うみたいであれよあれよと箸が進み、もうちょっと
食べたい感じに・・・・。
そしてジャガイモの味噌汁は白味噌でちょっと二日酔い気味の私には一口
目はヘビーでしたが、食べているうちに「うまいな〜」と感じるように。
食後に「家庭的な朝食」と感じて、一人暮しの私にとってはホロっとさせら
れる感じでした。
名瀬から乗ったお年寄りとおばさんにも好評だったような言葉が後ろの
テーブルからも聞こえきました。
厨房員は全員男ですけど、なかなかいい味出しますよ!
朝食を終えるとまたヒマになるのでブラブラ再開!
昨日宴に参加したサンシン(ハブの皮の三味線です。)のお姉さんに会うと
「担屋さん、昨日いきなり寝込んで自分の手で首抑えるんだもん、ビックリ
した!」だって、私には全然実感が無かったんですが、多分・・・えらく
酔って気持ち悪かったんでしょうね、知らないうちに吐いちゃいけないと
やってたのかも・・・う〜ん・・・困った。(汗)
売店にA”LINEのポロシャツがあり、欲しいところ持参金の絡みで思
案中に棚を見るとなんと「サンシャインふじ」の包装紙に包まれた箱が!
これはモノがモノ故に包装紙が欲しい!とばかりに船員さんに聞いたところ
なんかの帯らしく、値段が解らずだめだそうで、ダメもとで包装紙があれば
欲しい!とお願いしたのですが、デッドストックらしくはかない夢と消えま
した。(T_T)
ボーナス入ったら大島運輸にこのポロシャツ売ってもらおう、有村にも飛龍の
ロゴ入りネクタイも・・・・。(^^;
そうそう、結局営業しなかったんですが案内所脇の喫茶室「でいご」なんですが、
壁にある油絵はなんと「サンシャインふじ」ではありませんか!
いや〜、ここまで残るとは大島運輸の名船だったんですね、「サンシャイン
ふじ」は!
最後の昼食はカツカレーとサラダにしました。
ラーメンやうどんなどもあったのですが、カレーは船によって味が違うって聞
いた事があるのでハンドメイドに近いとのことなら「ありあけ」のカレーは
どうなんだろうと思ったのと海軍のしきたりで土曜日(今は金曜日)の昼は
カレーと言うのを思いだし、土曜の昼とかけてカツカレーっす!
出てきたカレーお味はどっかのル−を使っているような気がしますが、いや
でもなんか違う味、食が進みます、でもでもルーが足りんよ〜!
いや・・・まずはルーをとちょっとただのカレーとして始めは食っていたんで
後の半分をカツカレーとして食ったからルーが足らなくなったようです。(汗)
でもマジ美味いっす!カレー!
でも琉〇海運みたくメニューが朝昼夜とカレーと親子丼と焼肉定食だけじゃ困
るけど・・・。
船室に戻ってしばらくすると左舷側の窓に島が見えて来ました。
那覇入港が1時間遅れるらしいので島が与論か伊江島かで盛り上がる盛り上がる!
リーフの形状からして与論では?との意見があってみんなが納得した後に右舷デ
ッキに出た後謎が解けました。
北部の国頭半島が見えていたのと伊江島フェリーが居たので答えは伊江島
でした!(^^;
「もうすぐ那覇ですね〜」などと話していると「担屋さん、滞在一日延ばさない?」
とのオファーが!
う〜ん・・・・心が揺らぎ始めてしまいました。
しばらくして、航空会社の空席情報をノートPCで確認してしまっている私が!(爆)
う〜ん・・・・人がいいのか意志が弱いのか・・・・。(大汗)
飛行機の着陸音が大きくなってきたと思いきや、那覇港到着の放送。
ヘンタイ的船体の大島運輸の貨物フェリー「フェリーたかちほ」と
琉球海運の貨物フェリー「みやらび」に迎えられながら安謝港(あじゃこう)
こと新港に到着しました。
飛龍のときは待合所から向かって右側でしたが、左側の接岸でした。
どうやら行き止まり式の2つの埠頭を船会社で分けあっているようで
右側の埠頭から有村、大島、琉球となっているようです。
でも琉球海運の着く埠頭は待合所より離れていて少し不便そうです。
荷役作業で危険な為、左舷タラップで降りたら、バスに乗る様にと放送があり、
下船。
「A”LINE」のプレートのついたマイクロバスで待合所まで送られ、無事
ありあけの旅は終わりました。
安謝港には今日は旅客フェリ−の姿は今来た「ありあけ」が「たかちほ」と向
い合って接岸しているだけでちょっと寂しい雰囲気でした。それでは失礼致します。
担屋 函鰐/Saitama.Urawa