08933 DZW05517 YUMI レジェンドの航海記、アップ始めます。
08934 DZW05517 YUMI レジェンド、東南アジアクルーズ日誌<1>
08989 DZW05517 YUMI レジェンド、東南アジアクルーズ日誌〈2〉
09016 DZW05517 YUMI レジェンド、東南アジアクルーズ日誌<3>
09022 DZW05517 YUMI レジェンド、東南アジアクルーズ日誌<4>
09023 DZW05517 YUMI レジェンド、東南アジアクルーズ<5>
08933 DZW05517 YUMI レジェンドの航海記、アップ始めます。
( 8) 00/03/16 01:43皆さん、こんばんは。YUMIです。
東南アジアクルーズから帰ってきて2週間弱。
実家に預けていたワンちゃんとニャンちゃんも引き取り、
ようやく普段の生活が戻ったところです。
(と思ったら、早速、娘がインフルエンザです。昨年、一昨年の肺炎よりは
マシだけど、やはり今年も無事では済みませんでした。)次のクルーズに出かける前に、東南アジア・クルーズのログを作っておきたい
と思います。きちんとした形でまとめられるかどうか分かりませんが、
よろしければ、お付き合い下さいませ。3月15日 YUMI
08934 DZW05517 YUMI レジェンド、東南アジアクルーズ日誌<1>
( 8) 00/03/16 01:43【出発〜乗船】
2000年2月9日(水)NW19便 成田17:30発→23:50シンガポール着
レジェンドは、シンガポールにオーバーナイト停泊中。成田のカウンターでチェック・インした荷物は、スーツケース2個と
ガーメントバック1個。計90キロ也。これに、機内持ち込み用手荷物が
1個(20キロ)とベビーカー。21泊のクルーズを快適に過ごすための
必要最小限の荷物を造ったつもりだったけど、重い!重過ぎる!!
これを、万が一にも、娘の足の上にを落とそうものなら、骨折は免れない。
うろちょろする子供を諌めながら移動するのは、たとえ短い距離であっても
神経が磨り減る思いだった。座席は、1列のABとJ。機体最前列のため、シート前は運動が出来る程
に広々としている。目の前のクロゼットに荷物やジャケットを入れられるの
も便利。それでも、ベビーカーは機内持ち込みさせてもらえなかった(これ
だけのスペースがあれば平気なのに。ケチ!)。予定よりちょっとだけ遅れて離陸。ドリンク・サービスの後、テーブルに
白いナプキンが敷かれ、食事が配られる。舞には、セットで出される軽目の
「シャンペン・サッパー」を頼む。舞が大好きなエビの冷製と小さめのス
テーキのセット。でも、肉は味付けが辛いといって食べない。喜んで食べた
のはフルーツくらいなもの。
私とパパはコースで、ローストビーフ、サラダ、メインは、シーフード・
カレーか酢豚からの選択。あと、ケーキとフルーツがつく。味はまあまあ。
スチュワーデスのサービスは◎(これだけサービスできるんだったら、
エコノミーでも、もうちょっと愛想良くしてよね!)。シンガポールまでは、たった7時間半のフライト。食事して、映画でも
見てれば、すぐ着いちゃう。確かにシートは広くて快適だけど、私もパパ
も、ほとんど酒を飲まないし、こんな短いフライトならエコノミーで十分。
特に、子供にビジネス・クラスはもったいないなぁ、というのが1番の感
想。今回はマイレージ利用でタダだから良いけど、自分でお金出して乗る
気はしないなぁ。やっぱり私って貧乏性かしら。
因みに1番の利点は、無料手荷物許容量が1人30キロになる事でした。さて、順調な飛行でシンガポールに到着。1番に降機できるはずが、搭乗
口渡しのベビーカーが待てど暮らせど、出てこない。結局、エコノミーの客
も全て降機し終わった後にようやく受け取れ、熟睡している舞をベビーカー
に乗せ、イミグレへ向かう。こんな時間なのに、イミグレは大混雑。旧正月
の前後だからか?タクシー乗り場も大行列で、ようやく乗れたのは0時45分。
「ワールド・トレード・センターのクルーズ・ターミナルまで行って」と私。
ドライバーは「ああ、オーシャン・ターミナルね!OK!」シンガポールは小さい都市国家で、20〜30分も走ればすぐに不夜城の
ように輝くレジェンドの姿が見えるはず。…なのに、いない!ターミナルに
留まっていない。うそでしょ!
以前、スタークルーズに乗った時も、このターミナルを使った。陸と並行に
桟橋があって…、よって、レジェンドは真正面に見えるはず。なのに、そこ
は真っ暗闇。スタークルーズの船さえもいない。もしかしたら、タラ・メラ
のフェリーターミナルか?そこなら空港のすぐ近くだ。戻らなきゃ。以前
フェリーでビンタン島に渡る時に使ったけど、そこは、レジェンドほどの
大型船が使えるほど大きかったっけ? もしかしたら、沖止め? まさか、
そんな馬鹿なことは…。だとしたら、急な変更で、マレーシアとの国境付近
にでもいるのか?真っ青になって乗船券とにらめっこしても、「シンガポール」と書いてあ
るばかりで、ピアのナンバーまでは出ていない。WTCのターミナルだと信
じ込んで、船会社まで確認を取らなかったのが、心底、悔やまれる。ドライバーがポリス・ステーションに聞きに行ってくれたが、こんな時間
ではもちろんクローズしていた。パパと舞を車に残し、ドライバーと手分け
して、誰か港湾関係者を探して歩く。前回、バゲージ・チェックインで使っ
たカウンターを見つけ、何か書置きでもないか覗き込もうとしたところ、
カウンターの後ろで浮浪者のような男性が新聞紙をかぶって寝ているのが
目に入った。これはヤバイ!と思わず逃げようとしたところ、横の柱に
「Legend of the Seas」と張り紙がしてあるのを見つけた。起き上がった
その男に「レジェンドはどこー!?」と思わず叫ぶ私。実は、彼、バゲージ
のハンドリング担当者だったのだ。(仕事サボって寝てるんじゃない!!)レジェンドは、クルーズターミナルから道1本隔てた貨物ブースに停泊し
ていた。目の前の道をタクシーで走ったはずなのに、ちょうど、ビルと大木
の陰になって見えなかったわけだ。この貨物港はセキュリティー・ゾーンに
なっており、ゲートを入るのに、パスポートと乗船券の提示を求められた。
居並ぶ貨物船の1番端にレジェンドを見つけた時には、時計は既に01時半
を回っていた。船を捜している間、タクシーのドライバーはメーターを止め
ておいてくれたようで、タクシー代は深夜割り増しを含めても$30。私達
がチップをはずんだのは言うまでもない。ギャングウェイには、24時間体制でセキュリティー・スタッフが常駐し
ている。チケットとパスポートを提示すると、大きな荷物は部屋番号のタグ
をつけて乗船口に残し、手荷物のみ持って、Deck5のパーサーズ・デスクへ
行くよう指示される。パーサーズデスクで、乗船手続きを行ない、水色のク
ルーズカードを受け取る。昨年まではキャビンのキーは別のカードだったが
1枚で身分保証から船内での支払い、キャビンの開閉まで出来るオールマイ
ティーなカード・システムに切り替わっていたていた。(そのため、キャビ
ン番号は、例えば3511なら511とだけしか記載されない)初顔の、この若い3rdパーサーに、「もしかしたら、マキコさん、まだ
乗ってる?」と尋ねると、ドンぴしゃり。ヘッド・ウェイターのご主人と共
に、乗船中だそうだ。これはラッキー!彼女には、昨年のハワイ・クルーズ
の際にも、とても良くしていただいた。日本人用のアテンダントして乗って
いる訳ではないので、あまり煩わせることは出来ないけれど、何かトラブル
が起こった時に、「彼女がいてくれる」と思うだけで、大変に心強い。何よ
り、とても親しみの持てる方で、1年ぶりに再会できることがとても嬉し
い。勝手知ったるレジェンドの中をずんずん歩いて、部屋に着いた時には、
荷物も全て届いていた。パパが舞とシャワーを浴びる間に、ちょっとだけ
荷物をほどき、3時過ぎにベッドに入った。日本時間では、午前4時。
実に長い1日だった。08989 DZW05517 YUMI レジェンド、東南アジアクルーズ日誌〈2〉
( 8) 00/03/22 02:47こんばんは、YUMIです。
前回と形式が全く変わってしまいますが、レジェンドの東南アジア・クルー
ズの続きをアップします。日付順に追っていては、次の出発までにとても
書き終わらないことに気づきました。どうぞご容赦を!
【シップ・データ】
ms Legend of the Seas (Royal Caribbean International)
総トン数:70,950トン 全長:264.20m 全幅:32.00m
乗客定員:1804名(1室2名)/2064名(総定員)
クルー:732名
「The ship of light(光の船)」をコンセプトとしたヴィジョン・クラス
全6隻の第1隻目として、仏のアトランティック造船所で建造、
95年5月16日デビュー。
【乗船コース】
175日間かけて10ヶ国50都市以上を巡る『ロイヤル・ジャーニー』の
うち、『寺院と宝物への旅(東南アジア21泊)』に参加。
コースは、シンガポール〜クアラルンプール〜バリ〜サムイ島〜バンコク〜
ベトナム〜ブルネイ〜マニラ〜香港。
シンガポール、バリ、バンコクでは、2日ずつ停泊。
【乗客層】
通常はアメリカ人客が80〜90%を占めるレジェンドだが、今回の東南
アジアは米国本土から遠過ぎるせいか、米国人は少なかった(半数弱か?)。
かわりに、直行便のあるイギリスやドイツからの団体客が目立った。その
他、フランス、イタリア等の欧州諸国、メキシコ、オーストラリア、そして
シンガポールや香港からも数十人ずつ。残念ながら、日本からは、私達家族
3人だけ。(バンコクから部分乗船で、元パーサーの女性の里帰り乗船有)年齢的には、もちろん高齢者が中心だが、40〜50代もかなり多かった。
ファミリー客はほんの数組。子供は6人のみ。ティーンはメキシコからの
大家族のみ。子供を排斥しようという雰囲気は全くない。今回の乗客数は1200人ほど。バンコクからの部分乗船でプラス100人
程度。満船でないRCIの船には初めて乗った。行列を作ることもなく、
サービスも行き届き、快適ではあったが、その反面で、(ノリの良い米国人
客が少ないこともあり)ふだんに比べると活気がないようにも感じられた。
【船内設備】
☆『セントリウム』
船体中央部に位置する8層にわたる巨大な吹き抜け空間(Deck4〜11)。
Deck4&5では船幅全てが、また、天井もガラス張りとなっており、外光を
ふんだんにとり入れることを最優先とした設計がされている。
鳳凰の巨大オブジェの下を2基のシースルー・エレベーターが上下する。
Dec4、5の両サイドはシッティング・エリア。Deck4から5に至る大理石の
テラスでは、クッキング・デモンストレーションやアート・オークション等が
行われる他、バンドの生演奏にのってダンスを楽しむこともできる。
Deck5には『パーサーズ・デスク』と『シェア・エクスカーション・デスク』、
Deck6の両サイドには『フォト・ギャラリー』、Deck7には『ライブラリー』
と『カードルーム』、Deck8には新設の『コンピューター・ルーム』と
『クラウン&アンカー・ラウンジ』、Deck9はリド・デッキで、Deck11は
360度の展望が自慢の『ヴァイキング・クラウン・ラウンジ』という具合に、
このセントリウムを中心にパブリックルームが配置されている。
まさに物理的・精神的双方で船内生活の要となる設備。
「セントリウムなくしてRCIなし!」☆『カジノ・ロワイヤル』
終日航海日には9時〜終日オープン。寄港日には出港後のオープンとな
る。船内で1番派手な内装が施されており、ラスベガス・スタイルの各種
スロット・マシンやテーブル・ゲームが楽しめる。
恐ろしいことに、現金のみならず、スーパーチャージやクレジットカード
まで受付ける。船内にはATMマシンもあるので、はまったら最後、地獄行き!?
☆ブティック
デューティー・フリーのため、カジノと同じく公海上のみのオープン。
ロゴ製品、衣料品、時計・宝石、ギフト、日常品、酒、化粧品など。日替り
の特売品市も通路中央で催される。クラウン&アンカー・メンバー(RCI
のリピーター組織)には、セール品を除く全品5〜20%引き。☆コンファレンス・ルーム
インセンティブ・クルーズ用にコンファレンスルームが設けられている。
Deck3のインサイドにあり、普段は、入国審査官の詰め所や、ミサに使われ
ることが多い。09016 DZW05517 YUMI レジェンド、東南アジアクルーズ日誌<3>
( 8) 00/03/26 13:52【スパ&スポーツ関連施設】
☆屋外プールエリア
Deck9中央。水深1.2〜1.5m程のスイミングプールと水深30p程の子供用
プールに分かれている。プールの周囲にも くるぶし程度まで水が張ってあ
り、読書したり、小さい子供を遊ばせるのにはもってこい。両端には、天幕
つきのジャグジーがある。プール・バー前のステージでは、カリビアン・バン
ドが賑やかな音楽を奏で、プールサイドにいる限り気分は全くカリビアン。
☆『ソラリウム』
屋外プールの後方に位置する、ガラス製のスライディング・ルーフ
(Deck10のミニ・ゴルフ場かどちらか一方を覆うことが出来る)に覆われた
全天候型のリクラリゼーション施設。
ローマ神殿風の温水プール(海水)には噴水が仕掛けられ、優雅なムードを
演出し、デッキチェアにはリネンの分厚いクッションが敷かれている。
軽い読書やお昼寝には最高の場所。
2種類の水流が噴き出す熱いジャグジーも2つ併設されている。『ソラリウム・バー』では、有料のドリンク類の他に、無料のピザとハン
バーガー、ホットドッグが、朝10時〜早朝6時(!)まで用意されている。
加えて、アイスクリーム(5種類)とシャーベットも無料で食べられる。また、今回発見したソラリウムの意外な利用法が、時化の際の避難場所。
スタッフまでが船酔いする大揺れの時、前方にあるウィンジャマー・カフェ
(リド)はジェットコースター状態となるが、同デッキ後方のソラリウムは
まるで何事のないように静かだった。もちろん重心のバランスのよい位置に
あることが1番の原因のなのだろうが、「閉鎖空間にいると、揺れに体が逆ら
おうとして船酔いを起こす」と聞く。このガラス張りのソラリウムは外の
景色をよく見渡せ、しかもブルー・グリーンの着色ガラスを使っているため
鉛色の海と空を少しは明るい色に見せてくれる。この心理的効果も大きいと
思う。レジェンドでの船酔い解消策は、酔止め薬を飲んでお昼寝した後、
軽い食事をとったりおしゃべりしたりと、ソラリウムでひがな一日のんびり
過ごすこと。決してキャビンにはこもらないように。
☆『シップシェイプ・センター』
Deck9ソラリウムの後方を占め、ビューティーサロン、エステルーム、
マシンジム&エアロビ・スタジオ、ロッカールーム(ドライサウナ&スチーム
サウナ付き)から成る。
ビューティーサロンはロンドンのスタイナー社に委託。適正な料金で、欧州
の最新美容を体験できるのがウリ。ジムやロッカーの利用は無料。ジムはローマ神殿風の造りで、大海原を眺め
ながらのトレーニングは気分爽快。マシンは豊富に揃っており、順番待ちの
必要はない。エアロビクスは、朝と夕方に2レッスンずつ。1クラスは
30〜45分と短く、レベルは初心者向け。ステップだと心持ちハードに
なるが、中高齢者対象のため、私には物足りなかった。ロッカールームにあるサウナは超お勧め。特にスチームサウナが最高!
大理石のベンチに素っ裸で寝転んでいると、体の老廃物が全て吐き出される
よう(勿体無い事にほとんど利用者がいない)。タオルや石鹸、シャンプー
リンスは豊富に揃っている。利用時間は夜9時まで。また、レジェンドの唯一の欠点はキャビンのシャワーの出が悪いことだが、
ここのシャワールームは広くて湯量も豊富、おまけに椅子までついている。
プールやジムを利用した後は、ここで身支度してからキャビンに戻ることを
お勧めする。
☆『レジェンド・オブ・ザ・リンクス』
史上初の船上ミニ・ゴルフコース。ちゃんと18ホールあり、世界各地の
有名ゴルフコースのレイアウトを真似て作られている。簡単そうに見えて、
これが思いのほか難しい。就航当時は1回$5のチャージを取ったが、
昨年から無料になった。予約不要。クラブとボールも無料で借りられる。
船上ゴルフ・トーナメントもよく行なわれるので、レジェンドに乗船した
ら、ぜひ1度お試しあれ。09022 DZW05517 YUMI レジェンド、東南アジアクルーズ日誌<4>
( 8) 00/03/27 18:30【エンターティメント関連】
☆『ザッツ・エンターティメント・シアター』
サイドにバルコニー席を備えた本格的な劇場。油圧式のオーケストラ・
ピットを備え付け、柱も一切ないので、どの席からでもステージが実に良く
見える。ステージ両横に巨大スクリーンがあり、ビジュアルを駆使した演出
が可能。4人のシンガーと8人のダンサーが繰り広げるステージはなかなか
の見応えで、さすがショービジネスの本場だと感心させられる。ショーはファースト・シーティングとセカンド・シーティング用に分けて、
日に2回ずつ上演される。セカンドの場合、プレディナー・ショー(食前に
上演される)のこともあるので、船内新聞のチェックを忘れずに。
因みにプレディナーの場合、食後には全乗客対象のゲーム・ショーやデッキ・
パーティーが必ず入っているので、こちらのチェックも忘れずに!今航では、プロダクション・ショーが3回。ダンサー付のジャズ・セッション
1回。他に、クラシック、ピアノ、コメディー2回、腹話術、マジック2
回、ヴォーカル4回。プロダクション・ショーは、2作は就航当時のまま(私は既に5回ずつ観た
事になる)。もう1つは、昨年の夏から登場した新作で、ミュージカル
『ライオンキング』のリメイクで幕を開ける。アフリカからアメリカへ
舞台は移り、チャイニーズシアターのフットダンスで笑わせ、タイトルの
『RHYTHM NATION』の通り、世界各地のリズムにのった踊りを順に披露して
いく。最後のフィナーレは、激しく且つ華やかに。ダンサーのリズム感や
体のキレには、毎度の事ながら感心させられる。とても日本人には真似で
きない。日本でミュージカル鑑賞に1万円も払うのが、ホントに馬鹿々々
しくなってしまう。マジックは、クルーズコースに合った中国風のコスチューム・チェンジング・
マジックと、シャボン玉マジック。いずれも大掛かりな物でなかったのが
ちょっと残念。他では、ブロードウェイで『ジーザス・クライスト・スーパースター』に出演
していたロシア出身のシンガーのステージが最高に良かった。歌で巡る世界
旅行がテーマで、ハリと艶のある良く響く声がとても素敵だった。もちろん
見た目もグッド!私達は陸泊していて1度も見られなかったが、2日間停泊する際には、現地
の楽団を船に招き、民俗芸能が披露された。
シンガポールでは獅子舞、バリではケチャック・ダンス、バンコクでは
タイ・ダンス。これらを私はお金を払ってディナーショーで観たのだけれど
正直言って満足できる物ではなかった。多分、否、きっと船が招いた
グループの方が多人数で技術も上だったと思う。しかも、タダなのだから、
こちらの方が絶対にいい!
☆『アンカーズ・アウェイグ(錨を上げて)・ラウンジ』
ダンスフロア付の平面ラウンジで、キャプテンズ・パーティーや
リピーターズ・パーティーの会場となる。その他、終日航海日には、毎日、
現ナマを賭けたビンゴの会場として盛り上がる。めったに船内放送を入れな
いレジェンドだが、このビンゴタイムだけは必ず開始10分前にアナウンスさ
れる。米国人はかなり好きみたい。ビンゴカードは1枚$10、3枚セットで
$25だったかな?最終日にはかなりの配当になるそうだが、私は一度も参加
したことがない。夜には、毎晩、生バンドの演奏付でダンスが楽しめる他、乗客参加型の
クイズ・ショーやゲーム・ショーもよく催される。RCIでは、ロックンロー
ル・パーティーや、ウェスタン・ナイトは定番中の定番。こういう乗客参加型
のパーティーはノリの良い米国人が沢山いないとつまらない。スタッフは皆
をのせようと必死に頑張るのだが、欧州人はけっこうシャイで、楽しそうに
眺めてはいるのだが、なかなかバカをやってくれない。もちろんシャイな
日本人の私もステージには出て行かない。スタッフの皆さん、ごめんなさいまた、今回はキャバレー・ショーもあり、カンカンくらいはやるのかと覗き
に行ったら、女性シンガーがしっとりと歌うのみだった(すっごく上手で
聴き惚れてしまったけど!)。プロダクション・ショーも含めて、RCIは
セクシー路線を好まないようだ。
☆その他のミュージック&ダンス・タイム
セントリウムのテラスでは、トリオやカルテットによるセレナーデや
ダンス・ミュージック(日替わりでワルツやラテンなども)が楽しめる。
Deck4の『スクーナー・バー』では軟派なお兄さんによるピアノの弾き語
り。Deck11の『ヴァイキング・クラウン・ラウンジ』では美しい夕焼けを
バックにロマンティックなメロディーが演奏され、夜にはミラーボールと
人工の天の川が瞬くディスコへと大変身!スクーナー・バーはドリンクを注文しないとちょっと座りづらいけど、他の
ラウンジではそんな気兼ねは全く要らない。ソファーにゆったり座って音楽
だけ楽しませてもらえばよい。09023 DZW05517 YUMI レジェンド、東南アジアクルーズ<5>
( 8) 00/03/27 18:31【フード&サービス】
☆デイリー・サービス
06:00〜07:30 アーリー・バード・コーヒー[リド]
07:30〜09:30 ダイニングでの朝食
07:00〜11:00 朝食ルームサービス
07:30〜11:00 ビュッフェ形式の朝食[リド]
12:00〜14:00 ダイニングでの昼食
12:00〜14:00 ブュッフェ形式の昼食[リド]
16:00〜17:00 アフタヌーン・ティー[リド]
18:00〜 ディナー(ファースト・シーティング)
20:30〜 ディナー(セカンド・シーティング)
19:00〜22:00 カジュアル・ディナー[リド]
11:30〜00:30 軽い夜食[各ラウンジ&バー、カジノにて]10:30〜19:00 ピザ、ハンバーガー、ホットドック、アイスクリーム
22:00〜06:00 ピザ、ハンバーガー、ホットドック[ソラリウム]*ルーム・サービス・・・24時間無料。ルーム・サービス・メニューの他、
ランチ/ディナーは、ダイニングと同じメニューを
注文できる。
*コーヒー、紅茶・・・Deck9にて、24時間セルフサービス。
☆ノンデイリー・サービス
『イングリッシュ・ティー』
ピアノの生演奏のもと、ダイニングルームで優雅にいただく本格的なアフ
タヌーン・ティー。正装したウェイターが、スコーンを始め、数種類のケー
キやサンドウィッチを恭しくサービスしてくれる。優雅なムードを壊さない
ために、Tシャツ・短パンでは入場禁止。(リドでのティーは通常通りサー
ビスされているので、ドレスコードにひっかかる乗客にはそちらを案内す
る。)*『ミッドナイト・ビュッフェ』
昨年4月までは毎日サービスされていたのが、経費削減のため、通常は
ミッドナイト・ディライトのみになってしまった。
今航では、『シーフード・ビュッフェ』、『プールサイド・ビュッフェ』、
『ガラ・ビュッフェ』の3回のみ。陸泊していたためプールサイド・ビュッ
フェには参加できなかったが、その他2回はなかなかの力作だった。
しかし、今回は大食漢のアメリカ人乗客が少ないこともあり、実際食べに
やって来る客は少数で、これでは縮小されても仕方ないという感じだった。*『ガラ・ビュッフェ』
エグゼクティブ・シェフ以下、調理部門のスタッフが総力をあげて調理・
演出する豪華絢爛な夜食の祭典。皆が手をつける前に1時間の写真タイムを
設けていることでも、その規模を想像していただけると思う。
鮮やかに着色されたクリームや可愛いマジパンで飾られたケーキや、中世の
お城や動物をかたどったパン。涼やかな氷の彫刻の下には山盛りのキャビア
やシュリンプ。色とりどりのフルーツはテーブルから零れ落ちんばかり。も
ちろん、スイカには鳳凰やバラの花が見事に彫られている。1メートルはあ
ろうかという超特大ロブスターはゼリー寄せやテリーヌに姿を変え、七面
鳥、牛、豚さんは本来の姿を彷彿とさせる愉快な飾りと共に美味しいオード
ブルに調理されている。各料理のサイドにはシェフが誇らしげに立ち、乗客
が大喜びする様を満足げに眺め、質問に答えたり記念写真におさまったりし
ている。
ガラ・ビュッフェは通常、フェアウェル・フォーマルの晩に行われるが、今航
では、17日目、ブルネイ寄港の前夜に行われた。そのせいもあり、11:30
〜の写真タイムには大行列だったのに、00:30〜01:30の食事タイムには
たったの30人程しか来なかった!もちろん私は参加したけど、食べたのは
フルーツと紅茶のみ。同席した大食漢の米国人は両手に持った皿いっぱいに
料理をよそい、その上お代わりまでしに行った。この食欲は一体どこから来
るんだろう? でも、彼らがいくら頑張って食べたって、ダイニングルーム
いっぱいに並べられた豪勢な料理の数々は一向に無くならない。この食べ残
しはどうするんだろう?スタッフの食堂にでも運んでくれれば良いけど、
全て廃棄ではあまりにもったいない。
☆『ロミオ&ジュリエット・ダイニングルーム』
2階建てで、まるでサンルームのように明るいメイン・ダイニング。
両サイドは2層を貫く巨大ガラス張り(高さ7メートル!)になっており、
フルサービスの優雅な食事と移りゆく素晴らしい景色の両方を楽しむことが
できる。(ヴィジョン・シリーズ6隻の中でも、この造りがされているのは
このレジェンドとスプレンダーの2隻のみ。)今航はアジアの島々をぬって
航海するため、朝・昼食時には遠くの島影やすれ違うタンカーやフェリー
を、そして、夕食時には操業中の漁船の漁火を眺めながら、食事を楽しむこ
とが出来た。窓際に座っていると、船の中にいることを忘れてしまいそうに
なる。ここでは、夕食は2回制の固定席だが、朝・昼食は自由席制。2人用、4人
用のスモール・テーブルもあり、子供連れで同席者に迷惑をかけたくない時
には重宝する。*メニュー*
朝食・・・各種ジュース、各種デニィッシュ、各種フルーツ、ヨーグルト、
各種シリアル、スモーク・サーモン、スモーク・キィッパー、各種パンケー
キ、各種オムレツ、各種卵料理、ベーコン・ソーセージ・ハム・ハッシュポテ
ト類、コーヒー、紅茶など。朝食のメニューは日替わりでないが、調理法が
いろいろと選べるので、食べ飽きることはない。昼食・・・前菜3種、スープ2種、サラダ、メイン5種、デザート3種+
アイス3種、シャーベット。他にハンバーガー、ベーコンバーガー、ホット
ドックを常備。ダイニングでのジュースやソフト・ドリンクは無料。
昼はDeck9のリドで食べる人が多く、ダイニングはガラガラだが、私はダイ
ニング派。子供の世話を焼いていると、手の空いたウェイターがやって来て
「私が代わりますから、ご両親はご自分の食事を楽しんで下さい」と、娘の
口に食べ物を運んでくれる。5歳になってまで人に食べさせてもらうなん
て、なんて手のかかる娘なんだか・・・。夕食・・・前菜3種、スープ3種(コンソメ、クリーム、冷製)、サラダ
2種(ドレッシング3種)、メイン5種。デザートは別メニューで、5種
(低カロリー、砂糖抜きもあり)+アイス3種、シャーベット。この他、
サーロインステーキとチキン・ブレストは毎日用意されている。メニューには、本日のお奨めと、低カロリーのお奨めメニューが記載されて
いるが、オーダーを取る前にウェイターが必ず食材の状況から見た本当の
お奨めメニューを教えてくれるので、彼の勧めに従っておけばまず間違いは
ない。
また、レジェンドではスペシャル・オーダーにも可能な限り応じてくれる。
因みに、食事は何皿頼もうと制限はない。例えば前菜やメインを2種頼んで
もかまわないし、お替りもOK(米国人はロブスター2〜3皿食べるのは
当たり前。中には8皿食べた人もいるらしい)。頼んだ料理が口に合わなけ
れば直ぐに取り替えてくれる。油ものが苦手な私は、メインを食べていて
「悪いけど、前菜にあった○○を持ってきて」なんて事もする。
デザートが胃にもたれると思えば、イチゴやメロンや盛り合わせを頼むと
良い(しかし、テーブルメイトから「それはヘルシーすぎるよ。ほら、この
ケーキ美味しいよ、あ〜ん!」なんて事になるが・・・)。通常ならウェイター1人で20人ほどの客を受け持つのが、今回は1テーブ
ル12人のみで彼等にも余裕があり、客のリクエストには可能な限り応えよ
うと努力してくれているのが手に取るように分かった。また、今回は通常のメニューの他に、寄港地にちなんだ特別料理も何度か
用意された(前菜、メイン、デザートと1品ずつ。ちゃんとその土地の
出身者が作るので、味の方は折り紙つき)まずは、ゲストとして招いたグランド・ハイアット・シンガポールのエグゼク
ティブ・シェフによる料理。前菜はカニ肉のコロッケのようなもの。スパイ
スの効き具合が絶妙。メインは鶏の胸肉でライスをロールにして蒸した物。
日本人にも馴染みの深い照り焼き風味。デザートはレモンタルト。チョコ
レート・ムースが中に入っていて、これは絶品! どれもハイアットの
ダイニングで実際に出している物だそうだ。無料で食べさせてもらえる
なんてラッキー!2月14日はヴァレンタインを祝う料理。ハート型のムース等がでて、
お料理までラブラブ。
バリ出港日には、バリ料理。私には辛くて食べられない。
翌日はマレーシア料理だったけど、食中毒で寝込んでて夕食抜き。
タイ料理は、トム・ヤンクンとタイ風ソースをかけた魚(ウェイターが私には
食べられないと言うのでパス)。デザートの竹の筒に入ったタピオカ入りの
ゼリーは美味しかった。
ベトナム料理と言うか、現地の食材を使った料理では、ジャンクフルーツの
カスタードプティングを食べてみたけど、味は・・・・。
何故か、カリビアンもあり、オーチョ・リオス風パンプキンスープや魚料理
が美味しかった。
今回の寄港地ではないけどインド料理も出た。カレーがけスパイスチキン
等。もちろん私は食べられない。
フィリピン料理もちょっと辛目。えびのソテーは美味しかったけど、デザー
トは???。ポテトとバナナとカッサバ(?)にココナッツミルクをまぜて
焼いた奇妙なグラタン(?)。テーブルメイトに「YUMIが試食しなくて
どうする」と囃され、スプーンをつけてみたけど・・・、うーん、これは喉を
通らなかった。
結局、スパイス類が全くダメな私には、アジアの郷土料理は全くと言ってい
いほど食べられない事がよ〜く分かった。しかも、行く先々でお腹をこわし
ていては・・・。情けない話だけど、やはり二度とアジアは旅行できない。